
Kindle出版でいくら稼げるかは読者数と転換率と単価で決まります
Kindle出版でいくら稼げるかを、金額そのもので約束することはできません。 決まり方だけははっきりしていて、読者数×転換率×単価という掛け算で決まります。 この3つのどれが大きいかで、Kindle出版で稼げる金額の規模は変わります。
Kindle出版でいくら稼げるかを、なぜ断言できないのか
Kindle出版でいくら稼げるかは、検索でよく聞かれる疑問です。私自身はKindleで本を出版した経験が一度もありません。
私が持っているのは、コンテンツ販売の実績データです。この記事では、そのデータを使って金額の決まり方だけを説明します。
この記事で使う数字は、すべてKindle以外の実績です。掛け算の考え方だけを、Kindle出版に当てはめて説明します。
金額を決めるのは読者数×転換率×単価という掛け算です
Kindle出版でいくら稼げるかは、次の3つの掛け算で決まります。読者数と、購入に転換する割合と、1件あたりの単価です。
この3つを表にすると、次のようになります。
| 要素 | 意味 | Kindleで言えば |
|---|---|---|
| 読者数 | どれだけの人に届いたか | 本の閲覧数やページ数 |
| 転換率 | 届いた人のうち購入・閲読した割合 | レビューや読了の割合 |
| 単価 | 1件あたりの金額 | 印税や関連する商品の単価 |
この3つのうち、どれか1つが小さいと、残り2つが大きくても金額は伸びません。掛け算だからです。
掛け算の構造は、私のコンテンツ販売の実績で確かめられます
Kindleの実際の数字は持っていません。ただし同じ掛け算の構造は、私が使っているASPの実績で確かめられます。
一社ぶんの画面には、2021年5月から2026年5月までの5年間の実績が出ています。
- アクセス 16,993
- 登録 1,228件(登録率7%)
- 報酬 2,271,200円(5年間の合計)
アクセスと登録数を割ると、登録率は7%になります。この数字は画面に出ている割合そのものです。
登録数と報酬額を割ると、1件あたり約1,850円です。この1,850円は、私が割り算で出した数字です。
アクセス×登録率×単価を計算すると、16,993×7%×1,850円で、実績の報酬額とほぼ一致します。掛け算の構造そのものは、この実績で成り立っています。
ローンチの実績も、同じ掛け算の規模で説明できます
コンテンツ販売のローンチでは、4,000万円、1,250万円、7,000万円という実績があります。累計では2.5億円です。
金額の大きさは、届いた人数と、購入に転換した割合の規模で変わります。単価だけを上げても、この規模の金額にはなりません。
5年間の実績を1か月あたりに直すとどう見えるか
2,271,200円は、2021年5月から2026年5月までの5年間、60か月分の合計です。1か月あたりに直すと、約37,900円になります。
これも私が割り算で出した数字で、画面に表示されている数字ではありません。まとまった金額に見えても、毎月の伸びはゆるやかでした。
Kindle出版でいくら稼げるかも、月ごとに割って考えると規模感がつかみやすくなります。単月の大きな数字だけを見ると、期待値がずれます。
ジャンルや紹介文の作り方でも数字は変わります
読者数や転換率は、ジャンルの選び方や紹介文の書き方でも変わります。同じ労力でも、需要のある切り口かどうかで差が出ます。
単価も一定ではありません。関連する商品や案内の有無によって、1件あたりの金額は変わります。
Kindle出版でいくら稼げるかを一つの数字で語れないのは、こうした条件がすべて掛け算に効いてくるからです。
アクセスがあっても転換しない失敗もあります
掛け算のどれか1つが欠けると、他が良くても結果は出ません。あるサイトには107,114人が来ましたが、登録は0件でした。
noteでは59本書いて、表示回数は合計106回にとどまったこともあります。読者数そのものが足りない失敗です。
2つの失敗は原因が逆です。前者は転換率、後者は読者数のつまずきです。
金額から見落とされがちな経費という要素
いくら稼げるかを考えるとき、多くの人は売上だけを見ます。ですが経費を引かないと、手元に残る金額は分かりません。
私自身、AIの利用料だけで30万円以上を使ったことがあります。売上の掛け算とは別に、経費の計算も必要です。
広告費や外注費など、他の経費がかかる場合もあります。売上の数字だけで判断すると、実態とずれます。
印税にかかる税金や手数料の扱いは、私の実績データからは分かりません。金額に関わる制度面は、専門家に確認してください。
自分の数字に当てはめるとどうなるか
Kindle出版でいくら稼げるかは、あなたの読者数と転換率と単価次第です。3つのうち、今どれが一番小さいかを考えてみてください。
読者数が少ないなら、まず届く人を増やす番です。転換率や単価の工夫は、読者数がある程度たまってから効果を測れます。
単価を変える工夫は、読者数と転換率のあとに回してください。順番を変えると、どの数字が効いたのか分からなくなります。